あとは余生

日々思ったこと

こんまり

掃除が楽しい。

正確にいうと掃除機をかけるのが楽しい。

 

人生において掃除をするのが楽しいと思うときが来るだなんて思ってもいなかった。

一人暮らしを始めた19歳から、いやもっと前、子どもの頃から掃除をするのは嫌いだった。

 

というか、そもそも片付けができない。

あったものをあったところに片付けることができない。

だってそれを置いている場所が、正しい「それを置いておくべき場所」なのかどうかわからない。

うーん、自分で書いていて何を言っているのかわからなくなってきたけど、つまりはその場所に根を張って暮らそうとしていないというか、なんだか今いる場所を仮住まいとしか思っていないのかもしれない。*1

 

でも、そんな私がここ数日、掃除を毎日している。

それもこれも掃除機を新しく買ったからに他ならない。

 

 

レイコップの掃除機。

これがとてもいい。

なんかスタイリッシュだし、軽い。

これを使うとちゃんとした生活をしている気分になるのだ。

 

もともとはダイソンのハンディクリーナーを使っていて、

それが壊れたから買い換えたのだけれど、掃除機をかける頻度が格段に上がった。 

 

ダイソンも悪くはなかったし、サッシの溝のゴミの取れ具合を比べると、

「そりゃあ、吸引力を推すよね!」ってくらいには、違いが分かる。

でも所詮はハンディクリーナー。

夫が床に座る生活をしていた一人暮らしのときに買ったもので、一緒に住むときに掃除機が必要という話にはなったけど、立ったまま使えるようになる長い棒は、棒にしてはクソ高いし買う気にならなくて、クイックルワイパーとダブル使いでいいよね、となってそのまま使っていたのである。

 

話が逸れた。

で、レイコップである。

さっきも書いたし、何度でも書くけどとにかく見た目がいい。

細くて、最低限の機能だけ、みたいなところが気に入っている。

部屋の中にあってもいい感じに馴染んでいて邪魔にならない。

ダイソンは仰々しすぎて、存在感がありあまっていたけど、レイコップはその真逆。

すっと生活に馴染んで「ちょっと汚れたわね。掃除機かけようかしら。」ぐらいな感じで手に取れる。

この手軽さが私には必要だったんだと思わされた。

 

昔から掃除といえば、大掃除で大仰にやらなきゃいけないものだと思いすぎていたのかもしれない。

やるなら徹底的にきれいに。

すべての場所をピカピカに。

 

でもそうじゃなくてもいいんだと気がついた。

今日はここだけ。

この部分が気になったからちょっと拭いておこう。

それでいいんだ。

 

いい買い物は生活を変える。*2

*1:現実に賃貸だから仮住まいという表現は間違っていないのだけれど。でもこれだと実家にいるころから片付けと掃除が嫌いだったことの説明にはならない。

*2:こんまりは何一つ関係ない文章になった。

STAY HOME

ただただ家にいる。

気持ちのいい天気のGW4日目。

 

起きて朝ごはんを食べて、

洗濯機を回して、

身支度をして、

ちょっとの買い物と昼ごはんのために外出をして、

帰ってきたら読書かNetflix

だらだらしている間に夜になって、

夫が作ってくれたごはんを食べて、

片づけをしたら、また読書かNetflix

 

そんなことをしていたら突如飽きた。

いや、やることはたくさんある。

たくさん掃除をして、断捨離もしたけど、

まだ寝室の掃除は終わっていないし、

服の整理も見ないことにしている棚がまだある。

 

だけど飽きた。

なんだか毎日毎日一緒で、飽きてしまったのだ。*1

 

 

そして飽きてしまった先にやりたくなったのは、

友だちとする他愛のない会話だった。

 

そう思うきっかけとなったのは、昨日から読み始めた「A子さんの恋人」のせい。

 

A子さんの恋人 1巻 (HARTA COMIX)

A子さんの恋人 1巻 (HARTA COMIX)

 

 

絶妙に登場人物が全員性格が悪いところが好き。

A子とK子*2、U子の会話が好き。

 

大学の頃を思い出した。

無責任にただただ何も考えずに話していた頃を。

 

このStay Home期間が終わったら、

悪友を誘い、夜通し上野の街で飲み歩くような、そんな品のない夜を過ごしたい。

 

*1:勝手に飽きたくせに、夫に「夫くん以外と話がしたい」と言ったのは、我ながらひどいと思う。

*2:私がこの中でいちばん近いのはK子。真人間でいる自分が好きだけど、真人間でいて得したことはない。無印良品で働いていそうな男が好き。